タグ:学術 のエントリー一覧
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紛らわしい馬の英単語(10選)
未分類 - 2022/09/29紛らわしい馬の英単語をまとめてみます。(解答は青字をクリックして下さい)Frog (カエル) → ウマ用語ではどんな意味?(解答はこちら)Dam (ダム) → ウマ用語ではどんな意味?(解答はこちら)Irons (アイロン) → ウマ用語ではどんな意味?(解答はこちら)Chestnut (栗) → ウマ用語ではどんな意味?(解答はこちら)Pen (筆、ペン) → ウマ用語ではどんな意味?(解答はこちら)Corn (トウモロコシ) → ...
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馬は自分の名前を知っている?
馬の飼養管理 - 2022/09/06フランス人のジャン・フランソワ・ピニョンさんは、たくさんの馬を使ってサーカスのような演技をすることで有名な、馬のトレーナー及びパフォーマーです。彼の演技のなかでは、10頭以上の馬たちが巨大なアリーナの中で、頭絡も曳き手も付けないで、踊るように美しい演技をするのですが、ピニョンさんが細かい指示を出しているようには見えません。ピニョンさんによると、馬が自分の名前を理解するように調教することは出来ると言い...
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馬の治療蹄鉄によって血流障害?
話題 - 2022/08/17馬の装蹄療法に用いられる蹄鉄の作用が調査されています。参考文献: Mieszkowska M, Adamiak Z, Holak P, Głodek J, Jastrzębska E, Wolińska K, Mieszkowski M. The Effect of Horse Shoeing with Egg Bar Shoes and Shoes with Wedge Pads on the Results of Thermal Imaging of the Equine Distal Limb. Animals (Basel). 2021 May 21;11(6):1479.この研究では、エッグバー蹄鉄、および、ヒールパッド(蹄踵を挙上させる楔形の...
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「馬に乗るなら痩せなさい」は本当か?
馬の飼養管理 - 2022/07/24馬に乗るのであれば、中年太りは禁物で、馬のためにもダイエットするべきだ!とも言われますが、これは科学的にも裏付けられている話なのでしょうか?近年、海外の乗馬関係のメディアやフォーラムでは、騎乗者の体の大きさや重さが、馬のウェルフェアやパフォーマンスに悪影響を与えているのか?についての議論が起きています。一般論としては、騎乗者の体重は、馬の体重の20%を越えるべきではないとも言われますが、現時点では、...
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馬の疝痛用語
診療 - 2015/08/13研修医をしていた頃、緊急医療の当番では、患馬の初診を済ませた後、担当の先生方に電話連絡しなくてはなりません。あるとき来院馬の疝痛検査を一通り終えて、馬内科の先生に電話を掛けて、患馬の病状について、「おそらく軽度の痙攣疝(Spasmodic colic)もしくは風気疝(Gas colic)なので、予後は良好であると予測される」という旨を伝えたところ、「そんな用語を使わず、キチンと獣医学的な診断名を用いないと駄目だ!」と叱責...
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手洗いの思い出
未分類 - 2015/08/13馬の手術のため手洗いをする時には、渡米当時のことが思い出されます。「手洗い」が私を救ってくれたあの日のことを。アメリカの獣医大学病院で研修を始めて、ほんの二ヶ月目だった私は、馬の内科の診療チームに所属していました。ネイティブの英語を聞き取るのがやっとの状態だった私は、自分の意思を伝えるのにも四苦八苦するという毎日でした。そんなある日、ウォブラー症候群で来院してきた馬の外科手術が行われることになりま...
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賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
未分類 - 2015/08/13文献を読むことの大切さを再認識させてくれた言葉です。『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』というのは、ドイツの政治家ビスマルクの言葉で、「愚者は自分の成功や失敗からしか学べないのに対し、賢者は他人の成功や失敗からも学べる」という意味で、多くの先人や同業者の体験に積極的に耳を傾けることの重要性を述べた名言だと思います。獣医学分野においても、豊富な臨床経験を積み重ねることは確かに大切ですが、一人の獣医...
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叩けよ、さらば開かれん!
未分類 - 2015/08/13米国のある大動物病院で研修医をしていた頃の話です。救急医療の当番だったある夜、一頭の疝痛馬が来院して来ました。患馬は十歳のダッチブレッド。疝痛は数時間ほどの経過で、紹介獣医師がバナミン注射と経鼻カテーテルで胃除圧を行った後、輸送してきたとのことでした。患馬を連れてきたのは、馬主さんとその娘さんのようでしたが、馬主さんは年配で強面の典型的なアメリカの牧場主といった感じで、南部なまりの英語のため話がう...
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世界から見た日本の大動物臨床教育
未分類 - 2015/08/08日本の獣医大学における大動物臨床の教育は、まだまだ発展の余地が多いようです。2011年の日本獣医師会雑誌では、帯広畜産大学の先生方によって行われた、ヨーロッパの三つの獣医大学への視察内容が報告されています。ドイツ、スイス、オランダという、遠路の国々まで足を運ばれて、大学病院の視察や現地の獣医師たちとの対話に多くの時間と労力を費やして、貴重な知見をもたらして頂いた先生方には、感謝の気持ちで一杯です。そし...
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AVMA認定獣医大学
未分類 - 2015/08/08日本の獣医学教育は世界的レベルなのでしょうか?少なくとも全米獣医協会(AVMA)の答えはノーのようです。AVMAは六十年以上もまえから、海外の獣医大学の認定(Accreditation of foreign veterinary school)を行っています。現在ではオランダ、アイルランド、スコットランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの獣医大学が、その認定を受けていますが、残念ながら、アジア、南米、アフリカでは、まだ一校の獣医大学...
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獣医学位の英語表記
未分類 - 2015/08/07英語での獣医学位の表記法について。日本国外の雑誌に論文投稿をする際に気付く問題として、日本で取得した獣医学位の表記方法があります。例えば米国での獣医学位は『博士号』扱いですのでDVM(Doctor of Veterinary Medicine)という名称が用いられますが、『学士号』扱いである日本の獣医学位もそれと同様にDVMと表記して良いのでしょうか?日本獣医学会のサイトによれば、日本の獣医学位は「学士」ですので直訳ならばBachelor...