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タグ:飼料 のエントリー一覧

  • 馬の胃潰瘍サプリは毎日あげても大丈夫?

    馬の飼養管理 - 2022/10/01

    馬は胃潰瘍を起こし易い動物であることが知られており、その要因としては、一日中コンスタントに胃酸が分泌されること、および、胃袋の上半分を占める扁平上皮部がpH変化に弱い構造であること、などが挙げられています。また、レースや長距離輸送など、ストレスの多い馬ほど、胃潰瘍を発症しやすいことも知られています。一般的に、自然な環境で生活している馬では、一日の3/4以上の時間を、青草を食むことに費やすため、唾液や粗...

  • 馬の行動と腸内細菌叢の関連性

    話題 - 2022/09/27

    馬の行動と腸内細菌叢の関連性について、徐々に新たな知見が示されています。参考資料:Stacey Oke, DVM, MSc. Horse Behavior and the Microbiome: What’s the Connection? The Horse, Topics, Behavior, Digestive System, Digestive Tract Problems, Horse Care, Nutrition, Vet and Professional: Nov27, 2021.近年、ヒト医療の分野において、脳の状態が腸に影響を及ぼし、逆に、腸の状態も脳に影響を及ぼす現象が研究されてお...

  • 馬の5つの自由

    馬の飼養管理 - 2022/09/23

    馬をはじめとする飼育動物たちは、本来の自然界での生活を送ることはできず、制限された環境で飼養されています。このため、私たち人間には、飼育動物が可能な限り快適で、可能な限り苦痛を受けずに暮らしていけるようにする義務と責任があります。そこで、1960年代の英国では、飼育動物の管理方法を改善し、動物の福祉を確保することを目的として、「動物の5つの自由」(The Five Freedoms for Animal)という下記の理念が定めら...

  • アルファルファに関する4つの誤解

    馬の飼養管理 - 2022/09/17

    馬の飼料としてのアルファルファには、栄養学的なメリットが多いのですが、一方で、幾つかの誤解も持たれているようです。ここでは、アルファルファ乾草に関して、よく耳にする4つの誤解を紹介します。参考資料:Heather Smith Thomas. Four Misconceptions About Alfalfa. The Horse, Topics, Article, COPD, Heaves & RAO, Cushing's Disease, Hay, Kidney Problems, Laminitis (Founder), Metabolic Syndrome, Nutrition, Nutr...

  • 運動と飼料の管理で馬のコズミ予防を

    馬の飼養管理 - 2022/09/15

    ホースマンの中には、コズミをよく起こす馬の管理に苦労されている方もいらっしゃるようです。コズミとは、競走や競技のあとの数時間で、筋炎による痛みなどで強直性の歩様を示している症状を指すことが一般的です。馬のコズミは、単なる筋肉痛によるものが殆どですが、重度や頻発する場合には、強度運動によって骨格筋が融解する病気を起こしているケースもあり、これを労作性の横紋筋融解症と呼んでいます。ここでは、この横紋筋...

  • 秋の疝痛を防ぐ7つの対策

    馬の飼養管理 - 2022/09/11

    馬における秋の疝痛馬の疝痛のなかでも、便秘疝などの一部の病気は、晩夏から初冬にかけて増加する傾向にあることが知られています。それには、数多くの因子が関与しており、①気温低下に伴って馬の飲水欲が下がること、②馬の食欲が増して早食いをしやすくなること、③牧場等では給餌内容が生草から乾草に変わっていく時期であること、などが含まれます。ここでは、これらの諸要因を踏まえて、秋季に馬が疝痛を発症するのを未然に防...

  • 蹄葉炎の馬における飼養管理

    馬の飼養管理 - 2022/09/10

    蹄葉炎になった馬に対する飼養管理で悩んでいるホースマンも多いのかもしれません。蹄葉炎の馬において、体重を少し絞って、罹患蹄への負荷を軽減するのが良い場合があります(理想体重の約一割減)。その場合でも、急激にエサの量を減らすのではなく、給餌量は体重の1.5%を維持するようにします。なお、ボディコンディションスコアは、9段階中の5を維持するように努め、体重計のない牧場等では、胸囲と体長から体重を計算するこ...

  • 馬の喉詰まりを予防する10個の対策

    馬の飼養管理 - 2022/09/06

    ホースマンの中には、頻繁に喉詰まりを起こす馬に苦労されている方もいらっしゃるのかもしれません。喉詰まりとは、食道梗塞のことを指し、食道に飼料が詰まって通過障害を起こす病気です。また、喉詰まりが悪化すると、誤嚥性肺炎を続発して命に関わることもあるので、シッカリとした予防対策を取ることが大切です。喉詰まりは高齢馬に好発することが知られており、15歳以上の馬では、食道梗塞を起こすリスクが3.1倍も高いことが...

  • 乾草を先に与えて疝痛予防

    馬の飼養管理 - 2022/08/22

    ホースマンの中には、自馬が頻繁に疝痛を起こすことにお悩みの方もいらっしゃるようです。馬の疝痛とは、消化器疾患によって疼痛反応を示している状態を指す用語で(症状名であり診断名ではない)、現在でも、馬の死亡原因の第一位は疝痛だとも言われます。軽度疝痛を繰り返す馬においては、胃潰瘍や寄生虫感染など、潜在的要因を持つケースもありますが、消化管の蠕動機能の低下が起きていて(加齢、疲労、季節性、子馬のときの寄...

  • 馬の鎮痛剤は毎日飲ませても安全?

    馬の飼養管理 - 2022/08/19

    ホースマンのなかには、馬に鎮痛剤を毎日飲ませ続けても大丈夫なのか?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるようです。一般的に、馬の健康問題の八割は運動器疾患であり、そのうち、関節炎が占める割合が最も多いと言われています(飛節内腫、ナビキュラー病、リングボーン、膝関節炎、球節炎など)。このため、15歳以上の乗馬の競技馬において、慢性的な関節痛による跛行やプアパフォーマンスを呈する個体も多く、そのような関節...

  • 馬を夜間だけ放牧させるメリット

    馬の飼養管理 - 2022/08/18

    馬の夜間だけ放牧させることの利点について紹介されています。一般的に、厩舎飼いされている馬であっても、一定の時間を放牧場で過ごすことで、馬房で退屈する時間が減らせるため、気性や性格が温和になったり、サク癖や熊癖などの悪癖を予防できるというメリットがあります。また、牧草地に放すことが可能であれば、新鮮な青草を摂取させることが可能となって、ミネラルや電解質の不足を補って健康状態の向上につながるだけでなく...

  • 馬の飼養管理における7つの誤解

    馬の飼養管理 - 2022/08/16

    馬の飼養管理について、昔からホースマンのあいだで言われている通説がありますが、その中には勘違いや誤解も含まれているようです。今回は、そのような誤解を7つ紹介します。参考資料:Janicki KM. 7 Equine Nutrition Myths Busted. The Horse, Topics: Jan3, 2022.誤解1:馬は本能的に足りない栄養素を知っている馬が土や砂、コンクリの壁などを舐めていると、馬自身が体に不足している栄養素を感じていて、本能的にそれを補...

  • 高齢馬の飼養管理の基礎

    馬の飼養管理 - 2022/08/14

    自馬が高齢になりつつあるホースマンの中には、飼料に関する疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。近年の栄養学や獣医学、飼養管理に関する知見の蓄積によって、馬は高齢になっても活躍できる時代になってきました。しかし、栄養学の発展で分かってきたのは、高齢馬には特有のエサが必要という事だけでなく、給餌内容を変更するタイミングには個体差が大きいということです。つまり、高齢馬用のエサに変更する時期は、年...

  • 馬の息労:厩舎ダストを減らす7つの対策

    馬の飼養管理 - 2022/08/08

    馬の息労について馬の息労は、回帰性気道閉塞(Recurrent airway obstruction)とも呼ばれ、カビや粉塵などのアレルゲンを吸い込むことで、気管支のアレルギー反応を起こして、頻呼吸や発咳を生じる病気です。一般的に、厩舎ダストに過敏体質な高齢馬に発症しますが、類似病態としては、若い馬に起こる炎症性気道疾患(Inflammatory airway disease)や、屋外のアレルゲンに起因する夏季牧草関連性閉塞性肺疾患(Summer pasture-as...

  • 馬のお腹に溜まった砂を出そう

    馬の飼養管理 - 2022/08/04

    馬の砂疝に関する基本事項砂疝とは、大腸の内部に砂が貯留して疝痛を起こす馬の病気です。病態としては、砂の粘膜刺激から大腸炎を起こして下痢を呈する場合や、砂がコシ網のように作用して食滞を起こして疼痛症状を呈する場合があります。いずれも、重篤化すると開腹術と結腸切開による砂摘出を要するため、砂の貯留を予防することが大切になってきます。また、砂粒にミネラルが沈着すると結石が形成されるため、腸結石症を防ぐた...

  • 馬のBCSと体重計算法

    馬の飼養管理 - 2022/08/03

    馬のボディ・コンディション・スコア(BCS)について競技馬や競走馬の体重を適正に管理することは、馬の飼養管理法のなかでも、最も大切な要素の一つであると考えられます。また、高齢馬の削痩や、ポニーの肥満など、注意深く体重管理をする必要がある個体も多いと言えます。そして、馬の体重や体格の変化をモニタリングする指標として有用なのが、ボディ・コンディション・スコア(BCS: Body condition score)と呼ばれる体格の点...

  • 馬のスローフィーダー:お勧め5選

    馬の飼養管理 - 2022/08/02

    馬のスローフィーダーについてスローフィーダーとは、馬の飼料を入れる袋や桶のうち、ゆっくりと食べることを促す構造になっているものを指します。馬が早食いをすると、異常発酵や食滞を引き起こして、疝痛の原因になる危険性があります。また、飼料を食べるのに時間が掛かるようにすれば、馬が馬房で退屈する時間が減り、悪癖や異常行動の予防にも繋がります。昔から、飼い桶のなかに石を入れて濃厚飼料の早食いを防ぐ工夫がされ...

  • 馬のボロ食いを止めさせる7つの対策

    馬の飼養管理 - 2022/07/31

    馬がボロ食いをしてしまって、対策に困っているホースマンもいらっしゃるかもしれません。馬のボロ食い(食糞)は、子馬では正常な行動であり、理由としては、ミルクから草へと食べ物が変わっていく時に、必要な腸内細菌叢を、母馬のボロから獲得するためと言われています。しかし、五ヶ月齢を越えた馬が、常態的にボロ食いをする場合には異常行動と見なされ、原因となる栄養問題や健康問題があると考えられます。ここでは、此処の...

  • 馬の開腹術の後はいつまで絶食?

    話題 - 2022/07/28

    馬の開腹術をした後、いつまで絶食させるかは、臨床医にとって迷い処かもしれません。馬の疝痛のなかでも、開腹術を要するほど重篤な消化器疾患では、術後しばらくは絶食させることが一般的です。その理由としては、腸蠕動が低下した箇所が通過障害を再発するリスクがあることや、腸管の切開や吻合した箇所から腸内容物が漏出して、癒着や腹膜炎を続発するのを抑えるため、等が挙げられています。しかし、そのような術後の絶食を、...

  • 背弯した高齢馬は乗っても大丈夫?

    馬の飼養管理 - 2022/07/27

    背弯姿勢になった高齢の馬は、騎乗しても問題ないのでしょうか。背弯とは、胸椎から腰椎までの背骨が下方に沈み、馬の背中がUの字に弯曲した馬体の状態を指します。英語では、スウェイバックまたはロードシスと呼ばれ、通常、高齢馬によく見られますが、若齢馬に起こることもあり、発生率は約1%になることが知られています。ホースマンにとっては、自らが座る位置である背中が凹んでいるため、騎乗することへの不安を持つことが多...

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プロフィール

Rowdy Pony

Author:Rowdy Pony
名前: 石原章和
性別: 男性
年齢: 40代
住所: 茨城県
職業: 獣医師・獣医学博士
叩けよ、さらば開かれん!

取り上げて欲しいトピックがあれば下記まで
E-mail: rowdyponies@gmail.com

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