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2021年の年始にあたり

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明けましておめでとうございます。

新型コロナウイルス感染症に翻弄された2020年が終わり、新たな年が始まりました。昨年が、未知の恐怖に身動き取れなかった一年だったとすると、今年は、私たちみんなが冷静に状況を見極め、正しい方法で進み始める一年にするべきなのかもしれません。

新型コロナが、それほど恐れるべき病気ではないことは、様々なエビデンスから徐々に明らかになってきました。

昨年の日本人の死者数(いわゆる超過死亡)は例年を下回り、新型コロナが原因と推定される死者数は3,000人程度に留まりました。新型コロナの死亡率は、治療法が確立されていなかった春先を除けば、インフルエンザ等の他の感染症と大差なく、また、若者や現役世代での死亡率は極めて低くなっています。さらに、新型コロナの死亡者の平均年齢は、日本人の平均寿命とそれほど大きくは乖離していません。これまでも、結核や肺炎球菌など、高齢者が罹ると怖い病気がたくさんありましたので、そこに新型コロナという新病が一つ加わっただけ、というのが実状なのだと思います。少なくとも、日本社会が甚大な犠牲を払ってまで、全般的な対処するような病気とは言えないのではないでしょうか。

昨年は、新型コロナを正しく恐れることが出来なかった、という反省も忘れてはいけないような気がします。

毎日のニュースで伝えられる“感染者数”は、PCRという信頼性の低い検査法で示されたウイルス付着者数に過ぎず、しかもCT値が40以上という不適切な診断基準になっていました。にも関わらず、陽性者全員を半強制的に隔離するという過剰な決め事を作り、その結果、陽性者に対する社会的な偏見や差別まで生まれてしまいました。今年は、2類相当の指定感染症という新型コロナの法的位置づけを、一刻も早く見直して、さらに検査は臨床症状のある方だけに留めるなど、インフルエンザ等の他の病気と同じような扱いにして、医療崩壊を防ぐべきだと考えます。

また、昨年ほど死生観を問われた年も希有では無かったでしょうか。

政治の世界を中心に、命を護るのか?、それとも経済を回すのか?、という的外れな議論が交わされました。言うまでもなく、感染症を予防することは命を護ることに繋がりますが、正常な経済活動を維持して一般市民の生活を守ることも、命を護ることに直結します。ですので、感染予防と社会活動維持の両方を、バランスよく取り組んでいくことが必須であると思います。人間は野生動物と異なり、集団的な社会生活を営む動物ですので、社会経済活動を無視した感染症対策は成立しえない、という視点を忘れるべきではないと考えます。

さらに言えば、過剰な感染予防対策で犠牲になってしまったのは、経済ではなく人権だと思います。

感染予防のための社会的距離政策によって、失業率は上がり、就職率は下がり、学校に通えない学生や、給与削減を余儀なくされた雇用者が続出しました。コロナ不況により将来を奪われた若者や、自粛生活で人生の楽しみを損なわれた現役世代にとっては、そのこと自体が、幸福追求権という人権を侵害されたことに他なりません。勿論、憲法に保障される基本的人権は公共の福祉に反しない範囲においてのみ認められますが、新型コロナの病原性の低さを鑑みれば、高齢者の「命」を護ることと、若者や現役世代の「幸せ」を守ることのうち、どちらにどれくらいのウェイトを置くかは慎重に議論されるべきだと感じます。

私たちの人生の目的は「新型コロナに罹らない」ことだけではないハズです。

世界や日本の情勢を見る限り、少なくとも新型コロナは、人類を滅亡させるほど強い病原性は持つ訳ではない、ということは明白です。そう考えれば、新型コロナの対策だけに視野狭窄となり、それ以外の物事すべてを投げ出すような方策は、人類の未来を担う今の若者にとって好ましくなく、引いては、人類全体の社会生活の営みとして間違った方向性である、という考え方に立つべきなのかもしれません。

新型コロナの無い世界を目指すのではなく、新型コロナがあっても幸福でいられる世界を作り出すのが、私たちの進むべき道ではないでしょうか。

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Author:Rowdy Pony
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