馬の関節炎のサプリメント(2022年版)
馬の飼養管理 - 2022年07月27日 (水)

ホースマンの中には、慢性の関節炎(飛節内腫やリングボーン等)を患っている自馬のケアに悩んでいらっしゃる方も多いのかもしれません。ここでは、関節炎への効能が謳われたサプリメントをまとめました。
馬の関節炎に対するサプリメントとしては、コンドロイチン、グルコサミン、および、メチルスルフォニルメタン(MSM)の3つの成分が有効であることが知られています。特に、馬の関節炎では、コンドロイチンとグルコサミンの2つが大切で、変性した軟骨の治癒を補助するという効能が期待されます。その他、ヒアルロン酸を含有した製品もあります。
なお、下記の製品については、成分や価格が変更される事もありますので、あくまで参照情報であり、各製品の詳細は製造・販売業者に確認をお願い致します。また、製品の列記の順番は、お勧め度合いとは無関係です。そして、海外製品の価格は単品購入時の値段であり(まとめ買いすると割安になる)、記事作成時の円相場で算出したものになります。
アスト・オ・フレックス
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包装容量:83日分
小売価格:31,900円
一日当たり:約384円
関節軟骨強化のためのサプリメントで、一日当たりの量は、コンドロイチンが1,251mg、グルコサミンが3,600mg、MSMが1,000mgとなっています。また、イヌリンやマンガン等の追加成分も添加されているのが特徴です。なお、上記価格には送料は含まれていません。
フレキシビリティ・プラス
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包装容量:35日分
小売価格:12,342円
一日当たり:約353円
関節炎や軟骨変性の治癒促進を謳ったサプリメントですが、成分や含有量は非公表となっています。ポピュラーな製品であるためか、リンクの国内販売元では、在庫切れになっている事も多いので、早めに注文するのが良いかもしれません。なお、上記価格には送料は含まれていません。
ショー・フレックス
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包装容量:40日分
小売価格:10,359円
一日当たり:約259円
関節炎や治癒促進や可動域向上を謳ったサプリメントで、一日当たりの量は、コンドロイチンが1,200mg、グルコサミンが10,000mg、MSMが5,000mgとなっています。上記の国内販売品に比べて、安価にも関わらず、諸成分の含有量が多いのでお得だと言えます。販売元は海外ですが、日本への郵送可で、上記価格は送料も含まれています。
コセクインASU
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包装容量:81日分
小売価格:23,799円
一日当たり:約294円
関節軟骨変性の治癒促進を謳ったサプリメントで、一日当たりの量は、コンドロイチンが1,200mg、グルコサミンが7,200mg、MSMが5,000mgとなっています。やはり、諸成分の含有量が国内販売品より多いのに、比較的に安価ですのでお得だと言えます。販売元は海外ですが、日本への郵送可で、上記価格は送料も含まれています。
ジョイント・コンボ
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包装容量:30日分
小売価格:16,339円
一日当たり:約545円
関節組織の治癒促進に加えて、蹄や皮膚の健康増進を謳ったサプリメントですが、成分や含有量は非公表となっています。他製品に比べて、やや高価ではありますが、関節炎だけでなく、蹄や皮膚の病態回復の効果も期待できるため、価格に見合った製品かもしれません。販売元は海外ですが、日本への郵送可で、上記価格は送料も含まれています。
スーパーフレックス・シニア
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包装容量:90日分
小売価格:16,469円
一日当たり:約183円
老齢馬の関節組織の治癒促進を謳ったサプリメントで、一日当たりの量は、コンドロイチンが85mg、グルコサミンが7,190mg、MSMが7,190mgとなっています。老齢馬の関節軟骨治癒の一助となるよう、成分含有量は他製品と差異があり、コンドロイチンが少なめである事で、かなり安価になっている製品です。販売元は海外ですが、日本への郵送可で、上記価格は送料も含まれています。
グルコサミン10,000プラス
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包装容量:60日分
小売価格:5,971円
一日当たり:約100円
関節軟骨の再生促進を謳ったサプリメントで、一日当たりの量は、グルコサミンが5,475mg、MSMが1,080mgとなっています。他製品と異なり、コンドロイチンが含まれていない分、かなり安価で、長期間の飼料添加でも経済的負担が少ないという利点があります。販売元は海外ですが、日本への郵送可で、上記価格は送料も含まれています。
注意事項
一般的に、サプリメントは薬品と異なり、健康維持の効能のみを有し、病気の治療効果は示されていないため、獣医師の処方箋が不要であり、また、製品認可のときの科学的エビデンスも限定的であるという点に注意が必要です。このため、各馬の健康状態について獣医師の診断を仰ぎ、医学的な加療は不要であることを確認した上で、サプリの選別および飼料添加方針について指導を受けることが推奨されます。
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