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小腸の閉塞性疾患における鑑別診断

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下表は、十二指腸近位空腸炎(Duodenitis-proximal jejunitis: DPJ)、小腸便秘(Small intestinal impaction)、小腸絞扼(Small intestinal strangulation)の鑑別診断法のまとめです。

臨床症状としては、一般的にDPJおよび小腸便秘に比べて、小腸絞扼において特に重篤な疼痛症状を呈し、顕著な頻脈(Tachycardia)および頻呼吸(Tachypnea)を示し、鎮静剤(Sedatives)の投与を介しても、疼痛制御が困難である症例が殆どです。経鼻カテーテルの検査では、小腸便秘や小腸絞扼に比べて、DPJにおいて特に多量の胃逆流液(Nasogastric reflux)が見られ、逆流液自体も独特なオレンジ~茶色を呈します。また、DPJでは、胃除圧(Gastric decompression)によって迅速な疝痛症状の改善が観察されることを特徴とし、その後に抑鬱症状(Depression)が見られる事が一般的で、持続的な胃排出量も小腸便秘および小腸絞扼に比べて多量がある場合が殆どです。

直腸検査(Rectal examination)では、小腸絞扼において特に重度の小腸膨満(Small intestinal distension)が触知され、また、小腸便秘においては羅患部位が、硬化した棒状の腫瘤として触診される事もあります。腹腔超音波検査(Abdominal ultrasonography)では、小腸便秘や小腸絞扼に比べて、DPJにおいては腸管内腔の拡大(Increased luminal diameter)が顕著ではない反面、多くの症例において厚さ6mm以上に達する腸壁の肥厚化(Intestinal wall thickening)が示されます。

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腹水検査(Abdominocentesis)では、DPJおよび小腸便秘に比べて、小腸絞扼においてより重篤な蛋白濃度の上昇と白血球数の増加が認められます。血液検査では、DPJおよび小腸絞扼において、中程度~重度の白血球数増加症(Leukocytosis)が示され、また、DPJにおいては、胆管への腸内物の逆流(Regurgitation of intestinal content into bile duct)から化膿性胆管肝炎(Suppurative cholangiohepatitis)を引き起こすため、肝酵素(GGT、AST、ALP等)の活性亢進が認められる症例が多いことが報告されています。

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